髪を洗っている最中や、とかしているとき、ふと抜けた毛が気になることはありませんか。
たまたま引っかかって抜けたのか、自然に抜けたのか判断がつきにくいかもしれません。
しかし、抜け毛が頻繁になってくると何か対策をしなくてはと思い立つこともあるでしょう。
そこで、抜け毛を防いだり、減らしたりしていくために効果的な方法について具体的に紹介していきます。
目次
* どんなシャンプーを選べばいいの?
* 抜け毛を対策するために!正しいシャンプーの仕方をおさらい
* シャンプー後はドライヤー!正しい方法とは
* 髪を作るのは食事!必要な栄養素とは
* 抜け毛予防には!十分な睡眠も必要
どんなシャンプーを選べばいいの?
抜け毛を予防するには、まず頭皮の状態を健全に保つことが重要です。
そのためにも、頭皮に優しいシャンプーを選ぶことが先決になってきます。
まず、シャンプーには石油系・アミノ酸系・石鹸系といった種類があります。
石油系シャンプーとは、石油を原料とする洗浄成分である界面活性剤を使ったシャンプーのことです。
なかには、石油ではなく天然由来油脂を原料とするものが多くあります。
その特徴は泡立ちと洗浄力の強さにあり、頭皮についた脂をしっかりと落とすことができるのです。
一方で、洗浄力が強すぎるために必要な脂まで洗い流してしまったり、コーティング剤として含まれるシリコンが詰まったりするといったデメリットもあります。
アミノ酸系シャンプーは、美容院やサロンで販売されていることが多い、肌に優しいことで評判のシャンプーです。
洗浄力は弱いものの、頭皮に負担が少ないというメリットがあります。
石鹸系シャンプーは文字通り石鹸と同じ成分からできており、洗浄力も強く刺激が少ないことで自然派のシャンプーとして人気です。
しかし、あくまで頭皮や髪質の強い人向けのシャンプーであり、皮膚が弱い人や髪質に心配がある人には向きません。
そういった意味では、抜け毛を気にしている場合は頭皮への負担が少ないアミノ酸系シャンプーが適切と言えるでしょう。
抜け毛を対策するために!正しいシャンプーの仕方をおさらい
せっかく抜け毛予防に適したシャンプーを使っていても、正しい洗い方をしなければ台無しです。
そこで、抜け毛を防ぐためにも正しいシャンプーの仕方を振り返ってみましょう。
意外と忘れがちなのが、入浴前の準備です。
毛先などが絡まったまま洗っては抜け毛の原因となってしまうので、入浴前に丁寧にブラッシングをしましょう。
そして、髪を洗う際にはお湯で表面の汚れを落とします。
この湯洗いでほこりや整髪料などはほぼ落ちます。
次に、シャンプーを手にとったらしっかりと泡立てましょう。
液体を直接髪や頭皮に塗りつけるのではなく、泡状にして優しく包み込むように洗います。
手で泡立てるのが大変な場合は、洗顔などに使うネットで泡立てると便利です。
ふんわりと泡立てたシャンプーで髪を洗ったら、しっかりとすすぎましょう。
このとき、髪の表面についた泡だけでなく、頭皮や毛穴もしっかりとすすぐのがポイントです。
すすぎ残しは頭皮のトラブルの原因となります。
このようなシャンプーの手順が普段できているかどうか、一度振り返ってみてください。
シャンプー後はドライヤー!正しい方法とは
洗髪後にドライヤーをかける人もいれば、自然乾燥で済ましてしまう人もいるでしょう。
どちらが抜け毛予防としては正しいのでしょうか。それはドライヤーでの乾燥です。
とはいえ、間違ったドライヤーのかけ方をしてしまうと、やはり頭皮や髪に負担をかけてしまうので正しいかけ方をマスターしましょう。
まず、濡れた髪にいきなりドライヤーをかけてはいけません。
タオルを使って余分な水分を吸い取りましょう。
この際にタオルで髪をこすらないようにするのもポイントです。
タオルではさみ、軽くたたくような感じで水分を吸わせると髪に負担がかかりません。
タオルドライがすんだら、頭皮・根本・毛先の順にドライヤーをかけていきます。
ドライヤーをかける際、熱くなりすぎないように髪の毛から20〜30cmは離すようにしましょう。
また、同じ場所に集中的に熱風を当ててしまうと髪や頭皮が傷む原因になるので、まんべんなく風をあてるようにします。
髪を作るのは食事!必要な栄養素とは
シャンプーや乾燥といった外的要素のお手入れをマスターしたら、次は内側からのケアに注目してみましょう。
人間の体の大半はタンパク質でできています。
髪もタンパク質からできており、不足してしまうと健康な髪を保つことができません。
健康的な髪を保つためにも、肉や魚、豆類から良質なタンパク質を摂取するようにしましょう。
また、髪や頭皮の健康のためにも、新陳代謝を活発にする必要があります。
新陳代謝を助ける役割をもつのがビタミン類です。
特にビタミンB6、C、A、Eは髪や頭皮のトラブルを防いだり、健康な状態を保ったりするのに不可欠となります。
ビタミンB6を多く含む食品としてはマグロがあり、これはタンパク質も多く含んでいるので一石二鳥です。
ほかには、にんにくもビタミンB6を多く含んでいます。
ビタミンCは柑橘類に多く含まれており、果物や飲料で簡単に摂取することもできるでしょう。
ビタミンAはうなぎや鶏レバー、ビタミンEはナッツ類に多く含まれ、これもまたタンパク質との重複があります。
そして、健康的に髪を伸ばすのに必要なのがミネラルです。
特に鉄分や亜鉛は毛根への血流を活発にしたり、抜け毛の原因となる物質を抑制したりする働きがあります。
ただし、これらは微量栄養素といって不足しがちな栄養素です。
レバーや貝類に多く含まれていますが、タンパク質やビタミン以上に意識的に摂取するように心がけると良いでしょう。
抜け毛予防には!十分な睡眠も必要
私たちの皮膚や髪の毛は、常にダメージを受け、修復を繰り返しています。
そのために必要なのが、正しい手入れと栄養の摂取、そして十分な睡眠時間です。
体の成長や修復は、人間が眠っている間に行われます。
睡眠時には成長ホルモンが分泌されるのですが、適切な時間に睡眠をとらないと、成長ホルモンがうまく分泌されずにダメージの修復ができなくなってしまうのです。
抜け毛も、このダメージの修復がうまくいかないために起こる現象です。
抜け毛を防ぐためにも、十分な睡眠時間と規則正しい生活が重要となってきます。
まずは睡眠時間を確保するためにも規則正しい食生活を心掛け、就寝・起床時間を一定に保ちましょう。
そして質の良い睡眠をとるために、入浴は就寝2時間~3時間前に済ませ、カフェインの摂取も就寝前は控えます。
また、入浴後にはストレッチなどの軽い運動を習慣づけるのも良いでしょう。
ぐっすりと眠って朝スッキリと目覚めることができたら、まずは日光を浴びてみてください。
こうした日々の規則正しい生活によって体調も整えられ、抜け毛予防にもつながっていくでしょう。
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