認知症の予防法は?効果的に撃退!

周囲の人が症状に気づきやすく、生活に悪影響が出やすい特徴を持っているのが認知症です。
認知症に効果があるとされる予防策を行えば、発症を防げる可能性があります。

この記事では、認知症になりにくい効果があるとされている予防策について紹介します。

目次

  • 認知症は予防できるものなのか
  • 認知症を予防するための2つの対策は
  • 認知症になりにくくなる生活習慣とは
  • 認知症で低下する能力を鍛える方法
  •  認知症予防になる4つの脳トレ

認知症は予防できるものなのか

認知症は、脳細胞の死滅や働きが悪くなって物忘れの症状がひどくなり、生活に支障が出ている状態です。
医学的な病名ではなく、原因がはっきりしていない「症候群」として扱われます。
加齢が原因の物忘れとは異なり脳細胞が急に破壊されるので、ヒントがあっても思い出せないほど記憶が欠如するのが特徴です。

また、女性に多いといわれているアルツハイマー型には、海馬を中心にした脳の萎縮があります。
アルツハイマー型認知症の主な症状は物忘れ・自分のものを取られる妄想・徘徊などです。
本人に物忘れの自覚はありませんが、症状は進行するため、生活にさまざまな悪影響が出てきます。

確実に認知症を予防するための方法は、まだ存在していません。
しかし、どうすれば認知症になりにくくなるのか、行動や対策が研究によって少しずつ明らかになってきています。

認知症を予防するための2つの対策は

認知症は身体の機能や思考をつかさどる脳の異常です。
そのため、まずは日常生活の中で全体的に対策を行うのがよいとされています。

認知症の予防に効果が期待できる対策は、生活習慣の工夫や改善と、能力のトレーニングです。
生活の中で脳に刺激が与えられるような習慣を取り入れ、認知症の影響で落ちてしまう能力を鍛えましょう。
特別な器具などを使用しないため、いつでも手軽に行えるのがメリットです。

予防策を習慣にして長く続けていけば、認知症の発症を防げたり、早く発症してしまうのを防げたりする可能性があります。
認知症の発症が不安な人は、積極的に行うとよいでしょう。

認知症になりにくくなる生活習慣とは

認知症を予防するには、脳細胞を良い状態に保つのが重要です。
バランスのとれた食生活や運動を行うと健康的に過ごせて、脳細胞の状態を良好に保てます。

特に、ビタミンC・E・βカロチンが多い野菜や果物の他に、DHA・EPAを含む魚、ポリフェノールが多い赤ワインを飲むと予防の効果が期待できるでしょう。

また、適度に運動を行うと新陳代謝が活発になり、脳にも刺激が与えられます。
週3日以上を目安にして有酸素運動を行うのがおすすめです。

良質な睡眠を摂るのも脳を休ませるので、認知症の予防につながります。
起床後2時間以内に太陽光を浴びたり、30分未満の昼寝を行ったりすると体内時計が整って、脳細胞を正常に働かせやすいといわれています。

脳の働きである認知機能を鍛えるには、脳を使う行動をしましょう。
人と会って会話を楽しむ対人接触や、読書・ゲーム・文章を書くなどの知的行動の機会を増やすと、認知症の予防効果が高いです。

生活を全体的に見直し、認知症を予防できるような習慣に改善するとよいでしょう。

認知症で低下する能力を鍛える方法

認知症を発症する前に起こるのが、認知機能の低下です。
中でも、エピソード記憶・注意分割機能・計画力が最初に低下するといわれています。
この3種類の機能を普段の生活の中で鍛えておけば、認知症の発症を遅らせられる可能性が高いです。

エピソード記憶機能の対策には、過去の記憶を思い出す方法が適しています。
具体的には、2・3日遅らせて日記をつける・レシートを見ずに思い出しながら家計簿をつけるなどです。
思い出す作業が脳に大きな刺激を与え、記憶力が鍛えられるでしょう。

注意分割機能は、幅広い場面で鍛えることが可能です。
例えば、相手の表情や気持ちに注意しながら会話をする・仕事や計算を行う・料理を作るときに複数の品を同時進行で行うのも認知症の対策になります。
普段行っていない行為があれば、挑戦してみるのもおすすめです。

また、計画力の低下を防ぐには物事の順番を考えて、脳を使うのが対策方法となります。
計画力低下の対策方法は、旅行の計画を立てる・効率のいい買い物の計画を立てる・頭を使うゲームをするなどです。
普段の生活の中で意識して計画を立ててみるとよいでしょう。

認知症予防になる4つの脳トレ

手軽に認知症の予防ができる方法には、脳トレがあります
脳の機能を使うトレーニングを行うことで、楽しみながら認知症の対策が可能です。

代表的な脳トレには、パズル・計算・読み書き・ボードゲームがあります。
自分に合った種類を選ぶと続けやすいでしょう。

パズルは、数独(ナンバープレース)や立体パズルなど、どんなものでも認知症の予防になるといわれています。
簡単すぎないように、適度に脳を使うような年齢に合った難易度のものを選びます。

計算を行う機能は、認知機能のひとつです。
簡単な計算問題を解くと、計算を行う機能を鍛えられます。
年齢に合わせて問題の難易度を変更したり、制限時間を設けたりして工夫すると効果的です。
高齢の方であれば、簡単な足し算引き算を自分のペースで解くのが適しているでしょう。
また、買い物をしたときに合計金額やお釣りの計算をするのも認知症の予防になるとされています。

複数人で脳トレを楽しむときには、将棋・オセロ・囲碁・麻雀などのボードゲームがおすすめです。
相手の思考を読み、ルールに沿って考える行為は、さらに脳を刺激します。
無理をして参加せず、楽しみながら行うのがポイントです。

認知症の予防は、普段の生活の中で継続的に行うのが重要になります。
生活のさまざまな場面で対策方法を取り入れ、認知症の発症を防ぎましょう。

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