抜け毛が増えて髪にボリュームがなくなると、疲れた印象になってしまいがちです。
いつまでも若々しくいられるよう、抜け毛が気になり始めたら薄毛対策を意識しましょう。
そこで今回は、簡単にできる薄毛対策法6つを紹介していきます。
目次
* 【薄毛対策1】生活習慣の乱れを改善
* 【薄毛対策2】栄養バランスのとれた食生活をする
* 【薄毛対策3】頭皮のお手入れをする
* 【薄毛対策4】シャンプーの習慣を見直す
* 【薄毛対策5】発毛薬の服用
* 【薄毛対策6】サプリメントを飲む
【薄毛対策1】生活習慣の乱れを改善
薄毛対策として、まず意識したいのが「生活習慣」です。
生活習慣が乱れていると健康に害を及ぼすだけでなく、髪にも影響が出てきます。
例えば、睡眠不足の解消が必要です。
髪は睡眠中に多く分泌される成長ホルモンによって細胞が活性化されて育ちます。
細胞が活性化されないと髪が成長しないだけでなく、髪が生え変わるサイクルも乱れて抜け毛が増えてしまうのです。
喫煙や飲酒も抜け毛を増やす原因のひとつです。
喫煙をしているとニコチンのせいで血管が収縮します。
血管が収縮すると、髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなるので髪が成長できなくなります。
飲酒は髪を作るのに欠かせないアミノ酸が失われてしまうので注意が必要です。
アルコールは、シスチンという髪の原料となるアミノ酸を消費しながら分解されていきます。
髪の原料がなくなると新しい髪を作ることができなくなるため、髪は薄くなるというわけです。
薄毛対策を考えるなら禁煙・禁酒を心がけましょう。
ストレスにも気をつけなければいけません。
わたしたちの体は、ストレスを受けると血管が収縮され、血液の循環が滞り髪に栄養が届かなくなります。
さらに、ストレスを受けると髪の成分を構成する亜鉛が消費され、髪を作りだせなくなります。
これらのように、髪に良くない生活習慣が原因で、薄毛を招いてしまうので意識してみてください。
【薄毛対策2】栄養バランスのとれた食生活をする
栄養バランスのとれた食生活も大切なポイントです。
髪の毛の原材料となるケラチンを作る栄養素を摂取しましょう。
ケラチンを作るのに積極的に摂取したいのが「たんぱく質」「亜鉛」「ビタミン」の3つです。
たんぱく質はわたしたちの体を構成するのに欠かせない栄養素です。
髪の毛だけでなく心臓や血管、筋肉など生きていくために必要な臓器を作り、修復する役割があります。
そして、たんぱく質は優先順の高い臓器から消費されていきます。
そのため、たんぱく質の量が足りないと、髪の毛の栄養として消費できなくなるのです。
ただし、たんぱく質を摂取したからといって十分なわけではありません。
たんぱく質を髪の栄養として吸収されるよう促してくれる栄養素が必要です。
それが亜鉛とビタミンです。
亜鉛は不足しがちな栄養素ですが、たんぱく質を髪の毛に変えてくれます。
また、ビタミンは、たんぱく質の吸収を促し、健康な髪を育ててくれます。
特定の栄養素だけを摂取すれば良いわけではありません。
髪の毛や頭皮の健康状態を保つためには、栄養バランスのとれた食生活を心がけることが大切なのです。
【薄毛対策3】頭皮のお手入れをする
薄毛対策には頭皮のお手入れも取り入れましょう。
血行を良くすることで、頭皮に栄養が運ばれやすくなります。
例えば、指を使って頭全体をゆっくりと揉む、頭皮を掴むイメージで全体をリズミカルに刺激する、軽く手を握り頭皮を叩くといった方法があります。
指以外にブラシやマッサージグッズを使用しても構いません。
こめかみから首の付け根に向かってゆっくり行いましょう。
ただし、爪を立てたり力を入れ過ぎたりすると、地肌を傷つけてしまいます。
心地良いと感じる強さを心がけてください。
マッサージのときに育毛剤を使用するのもおすすめです。
育毛剤には血行を良くする成分や頭皮を保護する成分が含まれているものが多いので、マッサージの効果をアップしてくれるでしょう。
【薄毛対策4】シャンプーの習慣を見直す
シャンプーの習慣も見直してみてください。
まずは自分に合った成分のシャンプーを使用することが大切です。
一般的にドラッグストアなどで安価で販売されているシャンプーの多くは「高級アルコール系シャンプー」といい、頭皮に強い刺激を与えます。
一方、育毛シャンプーなど頭皮に優しい成分でできたシャンプーは「アミノ酸シャンプー」という刺激の少ないシャンプーです。
薄毛対策をするなら、頭皮に優しい成分を選びましょう。
正しいシャンプー方法をマスターすることもポイントです。
例えば、シャンプー前にブラッシングをしておけば、髪が絡まって抜けるのを防げます。
それから「シャンプー剤はきちんと泡立ててから使用する」「すすぎ残しのないようしっかりすすぐ」「頭皮を刺激する熱いお湯は使用しない」といったことを意識します。
これらを実践することで頭皮や髪へのダメージを軽減し、薄毛対策になるのです。
【薄毛対策5】発毛薬の服用
AGAを発症している場合は、症状の原因であるDHT(ジヒドロテストロステロン)を抑制する発毛薬を処方してもらう、という方法もあります。
DHTは男性ホルモンの一種ですが、毛乳頭細胞に結合すると髪を作り出す細胞分裂を減らしてしまいます。
その結果、髪が細く抜けやすくなってしまうのです。
クリニックでは、このDHTを抑制する薬を処方してもらえるので、根本的な原因を改善できます。
薬にはいくつか種類がありますが、どの薬を選ぶかは医師に正しく判断してもらいましょう。
【薄毛対策6】サプリメントを飲む
薄毛対策のひとつである整った栄養バランスを摂取するということは、普段の食事だけでは難しいものです。
そこで、サプリメントを飲むことを毎日の習慣にするという方法があります。
特に、サプリメントには59種類もの栄養が詰まっているのでおすすめです。
アミノ酸やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することができるのです。
サプリメントのように栄養素が豊富なサプリメントを飲めば、栄養バランスの改善や薄毛対策に繋がります。
サプリメントを上手に取り入れて体の内側からも対策してみてください。
今回紹介した薄毛対策を意識して、髪の悩みを減らしましょう。