免疫力が低下する原因は?健康体を作る方法!

最近疲れやすい、風邪を引きやすいと感じている人はいませんか
それは、免疫力の低下が原因かもしれません。
さまざまな症状を引き起こしやすくする免疫力の低下は、どこからやってくるのでしょうか。

今回は、免疫力が低下する原因や免疫力をアップさせる方法について解説していきます。

目次
* 体の健康を守る免疫細胞
* 免疫力が低下する原因
* 免疫力が低下するとどうなる
* 見逃せない!免疫力低下のサインとは
* 免疫力を高めるにはどうすればいい

体の健康を守る免疫細胞

免疫細胞とは、白血球のことです。
白血球は、単球、リンパ球、顆粒球に分類され、単球はマクロファージと樹状細胞、リンパ球にはT細胞とナチュラルキラー細胞などがあります。
マクロファージは体内に侵入した有害物質を食べてくれるもので、樹状細胞は有害物質の特徴をリンパ球に伝達する司令官のような役割を持っています。

T細胞にはヘルパーT細胞とキラーT細胞があり、ヘルパーT細胞は樹状細胞からの情報の受け渡しなどを行い、キラーT細胞は有害物質を攻撃する働きを持つ細胞です。

ナチュラルキラー細胞はウイルスやガン細胞に攻撃し排除する働きを持ち、顆粒球は主に強い殺菌作用で有害物質を排除する役割を持っています。

免疫力が低下する原因

免疫力の低下は、加齢、過度な運動、生活習慣の乱れ、ストレスなどが原因で起こります。

まず、加齢についてですが、これは免疫細胞の生成が加齢とともに減少し、免疫力が正常に働きにくくなることが原因です。
過度な運動は、ナチュラルキラー細胞や免疫物質であるIgA(免疫グロブリン)の分泌量を低下させる要因になります。
激しい運動をすればするほど免疫力は低下し、風邪も引きやすくなってしまうのです。

生活習慣の乱れは、睡眠不足やタバコ、栄養不足などさまざまな原因により免疫力を低下させます。
野菜不足やたんぱく質不足が続くと十分に免疫細胞を生成することができないですし、睡眠不足やタバコなどはIgAの分泌量を減らすのが特徴です。

強いストレスを感じたときにもIgAの分泌量は下がるため、ストレスを感じることが多いと免疫力は低下していきます。

免疫力が低下するとどうなる

免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなります。
細菌やウイルス、カビといった微生物たちは、空気中や水の中などいたるところに存在していて、人の皮膚上にもたくさんいます。
免疫力が正常に働かなければ、日常的に接触する菌によって感染症は簡単に起こってしまうのです。

感染症といっても風邪やアレルギーといった疾患だけではありません。
日常的に起こり得る感染症には、目やに、ニキビ、吹き出物、口内炎、水虫といった症状も含まれます。

免疫力が低下していると、これらの症状が悪化しやすくなるのも特徴です。
これは、免疫力が低下することで腸内の悪玉菌が増殖するのが原因です。

人の皮膚上や体内にいる常在菌は、通常善玉菌と悪玉菌が一定のバランスを保つことでバリア機能として働きますが、免疫力が低下してしまうと腸内バランスが崩れて善玉菌よりも悪玉菌が有利になります。
すると、便秘、下痢、歯周病などさまざまな症状を引き起こし、ほかの病気を誘発させてしまうこともあります。
たとえば、水疱瘡にかかったことがある人などでは、症状が見られなくなった後もウイルスが体内に潜伏し続け、免疫力の低下とともに、ヘルペスや帯状湿疹といった疾患を発症する可能性が高くなるのです。

見逃せない!免疫力低下のサインとは

多く見られる症状は、風邪を引きやすい、毎年のようにインフルエンザにかかっているなど体の抵抗力が弱まることで起こる症状です。

寝不足で肌荒れや目の下にクマがある、寝不足が続くと扁桃腺炎になりやすいなど、生活習慣の乱れによって起こりやすくなるサインもあります。
仕事の忙しさや疲れにより、口唇ヘルペス、帯状湿疹、突発性難聴を発症するなども免疫力が低下しているサインです。

また、歯ブラシが少しあたっただけで口内炎になったり、足を清潔にしているのに水虫になったりといった症状がある場合も免疫力が低下している可能性が高いと言えます。

免疫力を高めるにはどうすればいい

免疫力を高めるためには、適度な運動、体温を上昇させる、バランスの良い食事を心がけることが重要です。
適度な運動では、体を動かすことによって血行が良くなり、リンパ球の働きを活発化させることができます。

特に、有酸素運動はナチュラルキラー細胞を活性化させることが分かっているため、有酸素運動を日常的に行うのが効果的です。
スクワットや腕立て伏せなどを定期的に行う習慣を付けましょう。

体温の上昇は、免疫力アップには欠かすことができません。
体温が1度下がると免疫細胞の働きが30%ダウンするといわれているからです。
ウイルスに負けない体を作るには、平熱を1度でも上げるように心がけることが大切です。

入浴をする、薄着を避ける、生姜や根菜類、チーズや漬物といった発酵食品など体を温める食べ物を積極的に摂取するなどして、体を冷やさないようにしましょう。

バランスの良い食事を摂ることも重要です。
食事はなるべく主食、主菜、副菜を心がけ、炭水化物、糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル分を効率よく摂取するようにします。

食物繊維や乳酸菌を摂ることも肝心です。腸には60%〜70%もの免疫細胞が存在しているため、腸内環境を整えることが免疫力アップに強く影響します。
果物や野菜、海藻類、豆類などに多く含まれる食物繊維と、納豆やチーズ、味噌などに多く含まれる乳酸菌を積極的に摂取しましょう。

このほか、よく笑うことも免疫力アップに効果的です。笑うことでナチュラルキラー細胞を活性化できるといわれているからです。
日頃からストレスを溜め込まないようにして、よく笑う習慣を身に付けることが免疫力アップにつながります。

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