免疫力を高めたいと考えていても、具体的には何をしたらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、免疫力を高める方法を知りたいという人のために、免疫力を高めるポイントについて解説していきます。
目次
* 免疫力ってそもそも何
* 免疫力と腸の関係性
* 免疫力を高める食材!食物繊維と発酵食品
* 陽性食材を意識して摂ろう
* 併せて摂りたい!抗酸化作用が高い食べ物
免疫力ってそもそも何
人の体は、常に細菌やウイルスといった外敵から攻撃を受けています。
免疫力とは、それらの外敵から体を守ってくれる重要な組織になります。
免疫力が正常に働いていれば、たとえ体内に病原菌やウイルスが入り込んでしまっても、免疫細胞が有害物質を排除し健康的な体を維持することが可能です。
免疫力が低下してしまうと、風邪やインフルエンザなどの感染症やがんにかかりやすくなります。
そして、病気の症状が悪化するリスクが増えます。
たとえば、ジカ熱などの感染症そのもので成人が死に至ることはないですが、免疫力が低下しているとその可能性が高くなってしまうのです。
インフルエンザの場合でも、症状が悪化しやすく、呼吸器などの二次的細菌感染症により入院、死亡といったリスクの増加を防ぐことは難しくなるといわれています。
免疫力と腸の関係性
食べ物を消化して吸収、そして排泄してくれるのが腸です。
生きていくうえで重要な役割を持っている腸には、有害物質の侵入を防ぐ働きがあります。
普段何気なく口にしている食べ物には、実は有害な病原菌、ウイルスなどが付着している危険性が高く、腸はそれら有害物質からの攻撃を防ぐ重大な役目を担っているのです。
ウイルスが付着した食べ物を摂取していても、健康的でいられるのは腸のおかげです。
なぜ腸がそれほどまでに高度な働きを持っているのかというと、人が持っている60%〜70%もの免疫力が腸に備わっているためです。
腸内環境を常に良好に保つことができれば、自然と免疫力を高めることにもつながります。
免疫力を高める食材!食物繊維と発酵食品
善玉菌のエサとなる食物繊維や発酵食品は、腸内環境を整えるためになくてはならない食材です。
毎日少しずつでも摂り入れるようにするだけで、善玉菌を増やして腸内環境を改善することが可能になります。
発酵食品では、ヨーグルトや納豆、みそ、漬物などを積極的に摂取しましょう。
食物繊維は、ごぼうなどの根菜類やきのこ類に多く含まれます。
腸内環境を整え免疫力をアップするには、発酵食品と食物繊維をバランス良く摂取することが大切です。
ひとつの食材に偏るのではなく、できるだけ多くの種類を摂るようにしましょう。
このほか、ビフィズス菌のエサとなり善玉菌を増やす効果のあるオリゴ糖の摂取も有効です。
オリゴ糖は小腸では吸収されず、大腸までしっかり届いて腸内環境改善に役立ちます。
食物繊維が豊富に含まれるごぼうや玉ねぎといった根菜類から、発酵食品であるヨーグルトやみそ、はちみつなどにも豊富に含まれています。
腸内環境改善には、朝食の摂取が必要不可欠です。
朝時間がないという人などは、バナナとヨーグルトなど簡単な食事だけでも摂るようにしましょう。
バナナには食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれ、ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれています。
朝にバナナとヨーグルトを摂取するだけで腸内環境改善に役立つ3つの栄養素を同時に摂ることが可能です。
陽性食材を意識して摂ろう
免疫力と体温には深いつながりがあります。
免疫機能が正常に働くためには、36.5度程度の体温が必要といわれているからです。
これ以下の体温では、免疫機能がうまく働くのは難しくなる可能性があります。
仮に、1度体温が下がってしまうと、免疫力は30%も低下するといわれています。
そのため、体を温める食べ物を積極的に摂取することが大切になります。
体を温める食べ物は陽性食材と呼ばれ、主に寒い地方が原産地で固く水分が少ないのが特徴です。
主に、ショウガ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ニンジン、レンコン、栗、カツオ、鮭、梅干しなどです。
反対に、体を冷やす食べ物は陰性食材と呼ばれ、暖かい地方が原産地で、やわらかく水分が多いといった特徴があります。
特に、うどんや砂糖、パンといった白くてやわらかい食材は陰性の性質を持っていることが多いため、過剰な摂取は控えるようにしましょう。
併せて摂りたい!抗酸化作用が高い食べ物
活性酸素は細胞にダメージを与え、老化させる性質を持っています。
本来であれば、殺菌作用が強い活性酸素は、ウイルスや細菌などを駆除するなど人に良い効果をもたらすものです。
しかし、生活習慣や食生活の乱れなどで過剰に増えてしまうと、細胞にダメージを与えるようになってしまうのです。
細胞がダメージを受けると、免疫力は著しく低下します。
そこで、抗酸化作用を持つ食べ物を積極的に摂取して、細胞の老化を防ぎ免疫力を高めることが重要になります。
抗酸化作用の多い食べ物は、緑黄色野菜、キャベツ、ニンニク、しょうが、蕎麦、バナナ、コーヒーなどです。
抗酸化作用のある食べ物を摂取すれば、免疫機能がアップするだけではなく、疲労回復やダイエット、糖尿病といった生活習慣病の予防する効果も期待できます。
活性酸素は、紫外線を浴びる、過度な運動、飲酒、脂っこい食事などで過剰に発生する性質を持っています。
抗酸化作用のある食べ物を摂ることはもちろんですが、活性酸素が増えにくくする生活を心がけることも大切です。
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