「風邪は万病のもと」と言われているので、ひかないように気をつけることが大切です。
しかし、疲れている時に風邪をひきやすいのはどうしてなのでしょうか。
この記事では疲れと風邪の関係性について解説します。
因果関係を理解し、風邪をひかないための対策を適切に行いましょう。
目次
* 風邪をひくメカニズムとは
* 体が疲れているときに風邪をひきやすいのはなぜ
* 風邪をひかないために栄養バランスはしっかり気をつけよう
* 適度な運動をして筋力をつけることも重要
* 質の高い睡眠で疲れも風邪も吹き飛ばす!
風邪をひくメカニズムとは
はじめに、一般的な風邪をひくメカニズムはどのようなものかを理解しておきましょう。
風邪は空中に漂う風邪のウイルスが原因です。ウイルスは鼻やのど、目などの粘膜から入り、粘膜で増殖して炎症を起こします。
風邪の症状には個人差があり、感染した場所によっても現れる症状は異なりますが、炎症を起こした結果として発熱や咳などの不快な症状が現れてしまいます。
風邪をひかないためには、風邪のウイルスが侵入しないように防ぐことが大切です。
しかし、ウイルスが侵入しても、働きを抑えることができれば炎症は起こらないでしょう。
健康な体であれば、体内の免疫力が正常に働くため風邪をひくことがなく、ひいても軽い症状で済みます。
特にのどや鼻が乾燥しているとウイルスが付きやすくなるので、マスクをするなどの乾燥対策は有効です。
大人がひく風邪ウイルスの多くは体の深部ではなく、のどや鼻で増殖するという特徴があります。
鼻やのどの粘膜でウイルスが増殖しないよう、乾燥には気をつけたいものです。
加湿器などで部屋の湿度管理をすることも乾燥対策になるでしょう。
体が疲れているときに風邪をひきやすいのはなぜ
仕事や運動で体が疲れても、休息して十分回復すれば問題ありません。
しかし、疲れをそのままにしてためてしまうと、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。
すると、ホルモンや免疫細胞の働きが低下してしまうので「免疫力」も下がります。
その結果、体内に潜んでいたウイルスが活発になる、風邪ウイルスが体内に侵入しやすくなるといったリスクが生まれてしまうのです。
「たかが疲労」と無理を重ねると、風邪をひきやすくなるばかりか慢性疲労へと進行することもあるので、しっかり休息して疲れをとることが大切でしょう。
風邪をひかないために栄養バランスはしっかり気をつけよう
風邪をひかないためには栄養に気を配ることも必要です。
たとえば、肉類が多い食生活や慢性的な野菜不足があるなら、偏った食事は改善するべきでしょう。
栄養バランスが悪いと、代謝が落ちたり血行不良を起こすなどして免疫細胞の働きが低下してしまいます。
免疫力をつけるためにはビタミンやミネラルなどを十分に摂ることをおすすめします。
魚や肉、大豆製品などのタンパク質は抵抗力をつけてくれるもので、果物や野菜などは免疫力を高めてくれます。
また、粘膜を保護する緑黄色野菜やウナギ、疲労回復効果が期待できる魚介類などもたっぷり摂取しましょう。
このように、栄養バランスのとれた食事を心がけることで風邪をひきにくくなります。
毎日の食事にはしっかり気を配ることをおすすめします。
食事内容に自信がない、不規則な食事時間で十分な栄養が摂れないという人は、59種類という栄養素をバランス良く含む藻(も)・サプリメントを取り入れることをおすすめします。
栄養バランスが整うことで風邪をひきにくくする効果が期待できるでしょう。
適度な運動をして筋力をつけることも重要
風邪をひきにくくするためには、適度な運動で筋力をつけることも大切です。
現代人はパソコンなどのデスクワークが多く、運動不足に陥っている人が多いでしょう。
運動不足で筋力が低下すると、体温も低下してしまいます。
体温が下がるごとに免疫力も下がり、反対に体温を少し上げると免疫力が何倍にもアップすると言われています。
ですから、運動不足で低体温の人が増えていることは、免疫力も低い人が増えているというおそれもあるのです。
免疫力を司る免疫細胞が活性化するのは、38度くらいの温度と言われています。
運動不足で筋力が低下し、体温も低下しているなら注意が必要でしょう。
免疫力を上げるために筋力をつけるには、一時的な激しい運動よりもウォーキングなどの適度な有酸素運動が良いでしょう。
質の高い睡眠で疲れも風邪も吹き飛ばす!
疲れを回復させ風邪をひきにくくするには「睡眠の質」にも配慮することをおすすめします。
睡眠中には体の細胞の修復が行われているので、質の高い睡眠をとることが大切なのです。
睡眠時間を十分とることも必要ですが、良質の睡眠も重要と言われています。
睡眠時間が長くても、寝つきが悪いことや途中で目覚めるなど睡眠の質の低下でも風邪はひきやすくなります。
睡眠の質が低下すると、日中に活動するための「交感神経」から休むための「副交感神経」へとうまく移行できません。
自律神経のバランスが乱れることは免疫力を低下させることにつながってしまいます。
良質の睡眠をとるには、寝る直前はスマホやテレビなどを見ない、食事は就寝3時間前以上に済ませておくことが大切でしょう。
また、交感神経が活発になり目が覚めてしまうので、寝る直前にはお風呂に入らないように気をつけることです。
このように、疲れをためないように配慮し、栄養バランスや運動、良質の睡眠をとることで風邪をひきにくい体を手に入れましょう。
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